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地下鉄
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作詞 一就 |
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可哀想になるくらい 君のことに同情してる
計り知れない思いは いつも胸の中
君と並んで歩く 町並みは今日も静かで
飾りのない笑顔で 君は笑う
階段をゆっくりと君と 手を繋いで降りてゆく
転びそうになる君を 背中で支える
一瞬の事だけど 永遠の時みたいで…
周りだけが動いていた そんな感じ
越えられないって挫けそうで
何もかも君に頼ってしまう
そんな今までの 自分に強く
言い聞かせてきている
地下鉄に乗ろうと君が言う
僕の手を引っ張って
あの夢の向こうまで行きたいって
キラリ上目遣いで
断れない それが僕の弱さ
裏切らない それが僕の強さ
壊れた時計を 左腕につけている
たぶん来る電車を ずっと待っている
黄色と青色の 少し堅い椅子の上
君に眠気がさして こっくりしてる
陽はもう目先に 沈んでいく
終わりが近づいてるようで
寂しくて 悲しくて
この時が無限に続くように
地下鉄で君が別れを告げる
僕の手を引っ張って
またいつかこの場所で会おうねと
キラリ上目遣いで
何も言えないそれが弱さ
涙を流さず越える強さ
地下鉄を抜け出してから
僕はぼろい自転車に乗って
あの夢の向こうまでずっと
君を追いかけていたいんだ
地下鉄での君との最後
胸に刻んでいる
かつての思い出も今はもう
胸に隠れている
強さなんて誰でも持っている
それに気が付いている?
弱さを言い訳にしながら
自分を隠している
断れない いや決めてみる
裏切らない そのまま進もう
地下鉄はもう使わないかな
いや また君に会うときまで…
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