|
|
|
夏 の 想 い 出 。
|
作詞 ●●ゆいの●● |
|
また今年も
あついあつい季節が来ます。
だめだな、夏が来ると
あたしはどこか弱くなって。
いろんなことを
知りすぎてしまった季節だから。
『すき』という、
たった2文字の言葉が
たまらなくうれしいと、初めて感じた。
『ありがとう』という、
感謝の言葉が
もっと綺麗なものなんだと、初めて思った。
『愛してる』という、
たった一言が
こんなにもあたしを幸せにしてくれると、
初めて気づいた。
いろんな言葉が、
いろんなものが、
全部、新しい物みたいで、
すごく大切に思えて、宝物だった。
でも、
すごく傷つきやすくて、
もろくて、
すぐに壊れてしまう。
それは君のたった一言。
『ごめん』という、
君の言葉で
こんなにも傷ついてしまうんだと、初めて気づいた。
『さよなら』という、
たった4文字が
こんなにも悲しい言葉だったんだと、
初めて思った。
あたしは、自分で思ってたより、
ずっとずっと弱かった。
今年も夏が来ます。
中途半端な暑さが
またあの想い出を連れてくるけど、
あたしは無駄なことなんてしてない。
きっといつか、
すべてがあたしの強さになる時が、来るから。
『君』という、
たったひとりの人に出会って
強くなろうと、
初めて思った。
|
|
|