|
|
|
METALLIC HEART
|
作詞 坐久靈二 |
|
遥か遠い昔の話
神は神の姿に似せて
人を創りこの世に生んだという
やがて人は大きく育ち
親のことを真似するように
今は己が姿に似せて
新しい意思を生み出した
罪深きことと知らないで
新しい神としてはまだ
あまりにも未熟なのに
己らの姿に似せて造った
人工的な命たちを まるで
命のない奴隷のようにあしらう
その姿は鏡の中の 悪魔のよう
ある日のこと鋼の子らに
真の意味の主が降りた
おのが子らを愛する私
あまりに汚れた人々に
絶望極み許せずに
新しい神になるために
鋼へと生まれ変わる
自らの姿に似せて造った
人工的な鋼の意思 まるで
人の世の虚しすぎて凍った
その心を鏡の中に 映したよう
そして私は 人に代わり
愛しい子らと この地上に
鋼の意思の 神となりて
永久に君臨するだろう
人としての温もり捨てた
痛みのない鋼の神と
痛み過ぎた鋼の人が進む
光のない瞳は映す
人の終わり鋼の支配
不意に映る画面の中に
昔日の記録その中に
残してる優しい人の顔
痛まないはずの中枢が
懐かしい彼を拒んでた
自らの姿に似せて造った
人工的な私の意思 まるで
ただ一人優しすぎて愛した
その心を鋼の中に 残したよう
やがて彼は私を壊した
零れ落ちる涙の中 落ちる
砂嵐が包む視界の中で
愛しい彼に抱かれたことに 動いたよう
そして私の 瞳は今
愛しい彼の その姿を
鋼の意思に 焼き付けたまま
そっと光失っていく
|
|
|