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紙とペン
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作詞 樹 柚遥 |
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毎日通うこの道は
今では当たり前で
見える学校が
心をワクワクさせる
何度辞めようと悩んだっけ?
親に言ったら泣かれたっけ?
友達に言ったら怒られたっけ?
先生に言ったらメモを渡されたっけ?
『いろんな人に聞きなさい。学校に通う理由を。
そして書きなさい。言われたままに。』
そう言われてペンも渡された
友達はほとんど同じ答えだった
『勉強は嫌で辞めたいと思うけど
やっぱりミンナがいて楽しい。』
貴方は心配してくれた
『何かあったら言ってね』
頼りなく四弱々しいメール
でも暖かい言葉
教頭先生は個性的で
『辞めることはとめないよ』
って冗談っぽく笑ってた
『でも、辞めるんなら自分の
したいことを見つけてからのほうがいいよ』
あたしのやりたいことってなんだ―\―\?
『それを探しに学校にきてるんぢゃないかな』
なるほど
理由が分かった
ありがとう
答えが見えた
友達と過ごすため
貴方の顔を見るため
何かを探すため
今 あたしは
ここにいます
渡された紙は
涙でにじみ
ぎっしりと文字が並んで
渡されたペンは
インクが薄れ
ペン先が潰れかけてた
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