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AとBの会話6 漫才と音楽の見事な融合(うそ)床屋編
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作詞 神瀬影光 |
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B「髪伸びちゃったなぁ〜。床屋でも入るか」
A「いらっしゃいませぇ。本日はどの様にお切り
致しましょうか〜?」
B「なんか髪がすごい伸びたんで、普通に切って
もらえます?」
A「ということはモヒカンですね」
B「俺のこの髪型のどこにモヒカンの影を見出せるんだよ!普通でいいんだよ!普通で!」
A「わかりました。しかしお客さん。最近は世間
はイロイロありますね」
B「ああ、そうだね」
A「振り込め詐欺\とか……」
B「ああ、あれね」
A「国際テロとか……」
B「ああ、そうだね」
A「若貴兄弟とか……」
B「暗い話ばっかじゃねぇかよ!向いてねぇだろお前、
接客商売!」
A「ひゃっひゃっひゃっひゃ」
B「何笑ってんだよ!気持ち悪いよ!」
A「すみません、風邪気味で……」
B「くしゃみかよ!おかしいよお前のくしゃみ!」
A「で、どう切ればいいんでしたっけ?」
B「まだ切ってなかったのかよ!今まで何してたんだよ!」
♪カリスマ美容師って言葉は聴けど〜
カリスマ床屋って言葉は聴かん〜
なんでだ〜 なんでやねぇん〜
A「それにしてもお客さん男前ですね」
B「いやいや、そんなことないけど」
A「そうですね」
B「認めんなよ!そのへんは譲歩しろよ!接客商売
絶対向いてねぇよお前!」
A「ところでお客さん、今日は我が店の10周年記念
の記念日でして、キャンペーン中なんですよ。乾杯
しましょう。シャンパンをどうぞ」
B「へぇ、それはめでたいね。おめでとう」
A「有難うございます!我が店の10周年に乾杯!」
B「かんぱ〜い!」
A「そして我が店初めてのお客さんに乾杯!」
B「俺初めての客かよ!っつうかよく10年もった
なこの店!お前お客の髪切るの初めてなのかよ!」
A「そうですね、自分の髪切って練習してました」
B「勝手が違うだろ!不安すぎるよ!」
A「その不安を取り除いてあげますよ」
B「お前が不安の元凶だよ!いい加減にしろ!」
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