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自分への手紙
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作詞 幻龍 |
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夢を諦めた自分へ。
そんな手紙を書いてみた。
勿論、内容なんて何も書けないけど、
何故かひたすら冷たい涙だけ零れ落ちてた。
「夢なんて叶えられない。」って、
思わなかった。思えなかった、
夢を捨てた時、前が見えなくなる。
「俺だけじゃない。君だってそうだろ?」って
誰かに問いかけてた。
「夢だけを目指すのは単なる子供だ」なんて、
自分を誤魔化してた。
子供なのは自分だったのに。
「大人になると夢を諦めるのかなぁ?」
って思うと、随分と悲しくなってきた。
「そんなの無いだろ!」叫ぶ心も無いまま、
ただ自分に恥ずかしくなってた。
手紙に手を伸ばす。
「負けるな!お前は夢を諦めちゃ駄目だ!」
って書いて心のポストに届けてみた。
「届くのに何日かかるかなぁ?」
なんて、夢を無くした筈なのに何故か
楽しかった。
本当は直ぐに届いたけれど。
ある日突然、あの時を思い出していると―\―\
なんだか暖かい涙が出てきた。
夢を諦めるのは夢を叶えれた時だけ―\―\
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