|
|
|
100円ライター
|
作詞 ゆきん子。 |
|
飲みかけのペットボトル ぬるくなったジュースの匂いと
日焼け止めの匂いが 今年も鼻の先っぽかじって イタイ
去年の今頃は 何してたっけ ふたり 保健室で寝たフリしてたな
ねぇ ぼんやり見上げてた 黒板には
何が書いてあったっけ もう 思い出せないや
火のつかない シケた花火も
あなたのポッケの100円ライターだったら
咲かせるかなって 咲けるかなって 思ったのに
ほんとは ずっと ズル休みしてたんだ
うそ笑いして 知らん顔して 目をそむけていたんだ
ううん 今 あなたが誰を好きでも 誰に会いたいと思ってても
あたしは好き あなたが好き
変わらないよ 変えられないの
シケた花火持って 立ってるよ あたしは今も ここに
あなたの後ろ姿 100円ライターの跡がついたポケット
遠くなって 小さくなって 見えなくなって
あたし コンビニの傘にぎって 雨と一緒に泣いたこと
あの日 ぼんやりながめてた 向こうには
誰が立っていたの? ねえ あの子は 誰?
ほんとは ずっと 言いたかったのに
あくびをして デタラメ言って そっぽ向いていたんだ
ううん 今 ライターのオイルがなくなったとしても
あたしは好き あなたが好き
変わらないよ 変えられないの
あの100円ライターの オイルは あの子の花火に注ぐ
言えなかったんだ 好きだなんて
うそ笑いして 知らん顔して あくびをして デタラメ言って
もし あの夏 あたしがちゃんと もっと ちゃんと・・・
ううん 今 あなたが誰を好きでも 誰に会いたいと思ってても
あたしは好き あなたが好き
変わらないよ 変えられないの
シケた花火持って 立ってるよ あたしは今も ここに
|
|
|