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唇
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作詞 黒翼色 |
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その魅惑の唇をゆっくりと指でなぞる
口紅を塗られた唇は派手に輝いている
今人気の口紅で僕の事を誘惑する
綺麗な唇で笑ってる僕の事を見ながら
その唇が何かする度僕は君に見惚れる
それを知っているかのように君は動かす
君は僕の手を自分の唇へと誘導する
まるで触れられることを快感に思ってる
唇に触れたら僕の手を解放してくれた
そして僕に触れてとお願いする目をむける
お望みどおりに触れると君は嬉しそうに笑う
君が窓の外を見つめていた悲しそうな瞳で
何かを語る唇小さすぎて僕には聞こえない
潤んだ瞳と唇が窓から差し込む光によって
美しさを増していく悲しさを増していく
何処を見ているのかわからない瞳を
ゆっくりとこちらへ向けてクスリと笑う
何が可笑しかったのは僕にはわからなかった
さっきまで悲しそうな瞳でいたのに今では
いつもの瞳に戻っていた何事も無かったように
「何がそんなに可笑しいの」って訊ねてみても
笑いながら「別に」としか言ってくれなかった
それ以上唇は動こうとしなかった唇が動かないと
君が僕に何を伝えたいのか何もわからない
ゆっくりと唇が動いたかと思ったらそこからは
何の音しなかった君の声は聞こえなかった
でも、こう言っていた気がする「好き」って
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