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君への願い
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作詞 梓沙 |
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「人は何で死んじゃうの?」
君は涙を流しながら僕に問いかけた
僕はこう答えた
「人が死ぬってことは、
とても素晴らしいことなんだよ。
決して悲しいだけじゃないんだ。
その人はこの世界に生まれてきて、
自分の人生を立派に生きてきたんだから。」
僕のさっき言った言葉が
本当の“死ぬ”ということの
答えじゃないのかもしれない
だけど僕は少なくともそう思う
そう思っていなければ
目から泪が溢れてきそうになるからだ
ある日、僕は泪を流していた
「何故?」
思い出したくもない
君は僕のもとをから消えてしまった
毎朝僕は泪を流していた
もう悲しいとかいう感情はなかった
泣くことによってこの現実から逃れようとしていた
前、君が僕に問いかけたことがあったろう?
あの時はその答えが正しいと
自分の中で思っていたんだ
でも、その言葉を自分自身が言ったくせに
僕はあの時みたいに
前向きには考えられなくなっているんだ
そう考えたくても、もう僕の脳は
何も考えられなくなってしまった
君がなくしたあと、
僕はただいつもぼーっとしているだけだった
何をやるにも失敗ばかりして、うまくいかない
やっぱり僕には君が必要なんだ
君がいると何でも頑張れる気がする
何でもできる気がする
でも君はもういない
僕はこれから何をして生きていけばいい?
その答えさえもわからない
でもこれだけは僕にもわかる
“生き続けること”
そのことだけを心に誓って
僕は今日も生きていきます
君の分まで精一杯生きます
途中でくじけそうになっても
泣き出しそうになっても
この命を君の命だと思って生きていきます
だけど一つ君にお願いがあります
「君とまた出会える日まで僕のことを
見守っていてください
そして、出会えたときには
優しく僕を抱きしめてください」
これが、僕の君への最後のお願いです
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