|
|
|
とある人のとある苦悩
|
作詞 広 |
|
今までいくつの昨日を捨て 明日を期待し
またその明日という昨日を捨ててきたろう
どんなにでかい大切なモノがきても大丈夫なように
でもその結果 まだメモリーは空のまま
自分は何がしたい? 大切なものってナニ?
その時 俺は出会った 全身真っ黒のヤツに
あんただれだ 聞いても黙ってる
でもどこまでもついてくる 仕方なく俺は
そいつの見てるところで また明日を捨てていった
捨てても捨てても何も変化は起きない
ある一日をメモリーに入れてみた 初めてだった
するとヤツは少しだけ ホント少しだけ白くなった
俺は馬鹿だった どうして気づかなかった
人生に捨てていい一日なんてない
そしてこの人は俺の未来
今まで生きてきた日がいらないのなら
俺は存在しちゃいけない どうでもいいモノだ
大切なものってのは 今までの一日一日だった
それが積もり積もってヤツは明るくなっていく
もう捨てない もう逃げない メモリーの容量なんて
知らないが 保存するたび ヤツは明るくなっていく
あいつの真っ白なところを 俺は見てやりたい
やり遂げるまでは 死ねるか
俺の考えは変わったが ただひとつ ただひとつ
変わったことといえば 明日を期待していること
|
|
|