|
|
|
俺から見た姉貴 一つ言っておきたい両親
|
作詞 天川 蒼哉 |
|
この間の夜 俺の姉貴が 親父に凄い勢いで怒られてた
事の発端は姉貴の就職の話 親達が姉貴の就職先を話している中
姉貴は親を見もせずに ただただ
パソ\コンに向かって何かを書き続けていた
その態度に 親父はキレた
凄い勢いで家のテーブルを蹴り飛ばした
予\兆も無い爆発の様なキレかただったので
ギターを弾いてた俺は、思わずピックを落としてしまった
それでも姉貴は 親父をチラリと見るだけで
決して目を合わせようとしない
そして 一言も喋らない
いつからだろう 姉貴が家で全く喋らなくなったのは
話を聞くと 学校では喋りまくるらしい
まぁ、学校でも部活の副部長だから 学校も重荷のひとつなんだろうけど
それでも家では 必要なこと以外喋らない
何故?
親は分かっていないのかも知れない けど俺は分かってるつもりだ
親が憎いんだろう?
自分を思い通りに操ろうとする親達が憎くてしょうがないんだろ?
そりゃそうだよな
たとえテストで50点台でもあればそれを怒る事しかしないもんな
同時に90点取ってきても俺達の親は褒めないもんな
まあ、あんたは50点台取るなんて、そうそう無いけどさ
家で喋らないのだって親達に対しての抵抗なんだろ?
「あんた達とは喋りたくも無い」
そんなあんたの心の声が聞こえてくるよ
あんたが黙ってる分 俺が喋るようになったよな
必死で家族の雰囲気を盛り上げようとして、さ
でもさ その夜親父に怒られたとき
涙 必死にこらえてただろ?
だから一言も言葉が出なかったんだろ?
あんたはさ 自分の未来が 行き先が 目標が見えないんだろ?
だから不安なんだろ?その不安を心の底では親達に知って欲しいと思ってる
けれど 親達は気付かない あんたの心の苦しみに
真っ先に気付くべきはずなのに 親父はあんたを追い詰めている
だから 泣きそうになったんだろ?
でも気付いてくれない親に対しての怒りが
涙をくい止めて 涙をくい止めてるから言葉も出なくて
結果 黙るしかなかった
これは俺の推測だけどさ 多分大体合ってると思うよ?
なんでかって?
俺もあの親の息子だからだよ
親父 母さん
あなた達は姉貴の家の中での「言葉」を奪いました
それでも、何十\年もあんな育て方されて
あの人があなた達を殺そうとすらしないのは
あなた達がこの世に二つと無い
“父”と“母”だからです
だからどうか
姉貴の事を理解して
姉貴にアメを・・・
姉貴の心を闇に染めるのも 青空へと導けるのも
あなた達次第なんだから
|
|
|