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ストレイ キャット
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作詞 愁弥.H |
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夜の闇にまぎれて
家の屋根と屋根の間を跳ぶ
時折切なそうに声を出し
夜空を仰ぐ
彼は毎日毎日ああしているんだ
一人じゃないって教えてくれた
温もりを探すために
大嫌いな雨の日も
ずっとずっと
喉を鳴らして歌を奏でているよ
満月の夜に何処かの屋根の上で
空を見上げながら大きく伸びしながら
この精一杯の想いよ届いてくれ、と
あの子へ届いたらいいな
汚い僕を見つけてくれた
悲しそうに微笑みながら
優しく抱きしめてくれた
僕は忘れない
一時の間でも僕を包んでくれた
暖かかった記憶を
ほら、僕は君が居たから
ここに居るんだ いることができるんだ
だから、ねぇ 僕の声に応えてよ
たくさんたくさんお礼がしたいんだ
初めて触れた温もりは
切なくなるほど嬉しかった
喋れないから喉を鳴らして
気持ちを伝えたんだけど
ちゃんと伝わったかな?
だから
あの人がいなくなった今でも
彼は相変わらず
想い人への唄を作っているんだ
一生懸命
毎日毎日唄っているんだ
優しい思い出を作ってくれた
あの人へ届くよう願って
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