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真夜中旅行
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作詞 月猫 |
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あまりにも長く 夜の中を歩くから
太陽もすでに記憶の中 色あせて
いつ見たかさえも確かでないほど前の
青い空なんて 思い出せるはずもない
いったいどこに落としてきたのか
自分の心 見失ってたり
眠そうな星は僕なんかにかまわず
ゆっくりと空でまたたいているだけで
臆病な僕はこんな暗闇の中
引き返す勇気のかけらほども持たずに
あまりにも深く闇が塗りつぶすから
凍えそうな手をこすり合わせてみたり
存在の証 残したくて吐き出した
白い息さえも風がかき消してしまう
いったいどこで踏み外したのか
自分の道が途切れていたり
意地悪な月は雲なんかに隠れて
地上など照らす気さえもないようで
ちっぽけな僕は歩く道の先さえ
見えなくてひとり 途方に暮れている
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