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雫
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| 作詞 小桜 楼蘭 |
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淑子と降る雨 お星様とかくれんぼ
暗い暗い部屋で 雫に濡れる頬撫でる
雨音鬼桜 天へ地へ昇っていく
手を離した稚児には まだ蛹の片目瞼
思い出 水面に散る桜の如く
浮かんで沈んで 終わりの約束
桜色帰命に泣き遊ぶ夜
さよなら 掌水に映るお月様
赤い雨に染まる青い鳥
倖を告げにきた？
庭に咲いた一輪の花
四肢垂れる児に口付
また一つ宙に洸燈る
沢山の幼子 握る可愛し手々は紅葉色
宙に鴉 一匹、一匹と闇に消える
灯り消える部屋 電子画面に映るのは
小さなお人形 壁に寄り添う 笑顔を残し
握った手の平 しゃぼん玉
辺り包んで 視界奪う
燎水溜り揺らめく欠片
夕暮れ 湖の雪洞 雨漏日 木魂する
河流る青薔薇 揺らめき沈み浮かび
髪留めの紅 河を赤く染める
葉から垂れる雫 稚児に垂れた
動かない人形 水玉に濡れる
蓮華草 雫一つ一つに映る
深い赤い紅さ 曇模様
さよなら お星様 映える槻
鬱金香 八重咲き 空埋めつくす
思い出の音は雫の音色に―\―\
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