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Ragnarok
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作詞 小桜 楼蘭 |
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アスガルドの神は消え失せ
大地は混沌を迎える
ラグナロクの時をひそかに
ギャラールホルンが告げる
終焉の日を迎える世界
届かない生への最後の道には
聖なる木立つ緑の丘で
ただ一人生き残るため剣を持つ
月の欠片を広い集めては
空に浮かべて大地を創る
命つくりたまいし神の命は
全ての物に捧ぐ供物となれ
赤い空蒼い月が浮かび
氷河時代が蝕む
狼の雄叫びですら
凍らせ命の灯火消す
天と地から神は消え
ウルドの泉は枯れ果てるだけ
全ては混沌に包みこまれて
何一つ助かる道はもうない
ハープの音色が響き渡るとき
終焉の詩を詠うのは
名も無き一人の詩人だけ
その声は何処か哀しくて
闇の静けさに包まれた
光を失った世界には
一筋の光も差さず
ただ赤い蝶が舞っていた
これが終焉の合図だとして
最後に残るのは混沌だけ
パンドラの箱の底を探ろうとも
闇は肉体を蝕み続ける
我ら救いたまえる神は
地に伏せ命を失い逝く
殺めるその手には制裁の剣
命あるもの全てを消す
神々の死せる日の終演に
残りし一つの指輪
新しい命の芽は
泉を潤おわせ木を
育てまた大地を創る
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