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蝉
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作詞 如月 幻 |
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静かに揺れる水面
輪の中心に 朽ちた蝉
濡れた翅では 飛べないよ
青空を見上げ その先を望む
いつかの日の 子供の声
視界に掛かる 束縛の糸
ひとつずつ壊してゆくのなら
いっそ全て 踏み潰して
空高く鳴けよ 蝉
湖の底で泣くよ 蝉
遠い空 青い空 飛び回る 自由の身
いつか濡れた翅が乾いたら
空高く飛ぶよ
静かに揺れる水面
輪の中心に 朽ちた蝉
濡れた翅では 飛べないよ
青空を見つめ その先を掴む
そのための手は 水の底
初めて浮かぶ 大粒の 雨?
ひとつずつ壊してゆくのなら
最後の願い 叶わせて
空高く泣くよ 蝉
湖の底で泣くよ 蝉
遠い空 青い空 飛び回る 自由の身
いつか濡れた翅が乾いたら
空高く飛びたいよ
空高く鳴けよ 蝉
湖の底で泣くよ 蝉
遠い空 青い空 飛び回る 自由の身
いつか濡れた翅が乾いたら
空高く飛ぶよ
いつかこの目で見つめたい
遠い空 あの夏の日
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