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fine arts
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作詞 ベルーノ |
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君の中から声がする
遠くからで近くのよう
深い深い谷が怖くてずっと身をすくめてた
誰か頼もしい橋を渡してよ
君が描いたかわいい絵は
誰かに破られ引き裂かれて
弱虫な僕は何も言えずに泣いていた
何でもかんでも耳を塞いで
何にも聞こうとしなかった
見ることさえもままならなかった
大きな星空に僕の泣き声がこだました
いびつに並んだパスルを
当てはめようともせずに
ただ夜空に紛れていた
自分の他の存在を認めようともしないで
そのうちに君は灰になってしまった
この街に響く嫌な音は
僕の心まで憎悪で満たす
君の描いた絵が見たいよ
いつもに比べて前が見えない
幼い子供のように片腕を失くした犬が
僕の頬をぺろりと舐める
泣きじゃくる僕を見て
変わり果てた君は言った
「易々と泣くのなら私と入れかわりなさい」
前にすくんでいた深い谷には
長い橋を掛けた
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