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キレタ恋。
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作詞 ○●紗貴●○ |
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そんな予\定じゃなかった。
このあと自分が告白するなんて。
思ってもみなかった。
文化祭の終わり。
打ち上げられる花火。
高まる胸の鼓動。
夜の寒さも。
キャンプファイヤーが。
忘れさせてくれる。
好きな人の。
手を引いた。
定番の。
告白なんて。
できなかった。
言わなきゃ。
ただそれだけで。
早口だったかもしれない。
気持ちだけが焦った。
すぐ横に立ってるあなたに。
好きだったんだよ。
一言言った。
あなたは。
少したったままで。
他に好きな人が居るんだ、ごめんね。
そういって。
消えてしまった。
その声は。
ちょっとだけ。
優しくて。
すこしだけ。
困っていました。
一人になったあたしに。
友達が駆け寄って抱きしめた。
一気に。
自分の中で。
何かがきれて。
泣き崩れた。
歩けなくて。
ゴミや。
砂や。
ホコリの落ちた。
コンクリートに。
うずくまって。
泣いたっけ。
突きつけられた。
現実と。
楽しんだ。
片思い。
終わった。
すべて終わった。
駆け寄る。
友達の。
暖かさと。
優しさが。
自分を。
恋の被害者にした。
腫れた目と。
震える体と。
動かない口。
私は恋に殺された。
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