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空中庭園
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作詞 悪鬼 |
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地面を見つめ 歩く 空を捨てて 歩く
この地球という星で生きてゆくには
少しだけ力が足りない気がするんだ
僕はまだ 一度も空を見上げたことがない
地面に転がる石蹴りながら歩く 毎日
探すものなんてなくて だけど下をむく
水溜り踏みそうになって 避ければ人とぶつかる
あるとき カラスが僕の前を歩いた
僕に気づいたカラスは飛び立ったんだ
それを目で追った 僕が見たものは
空中庭園 僕にしか見えない
どうすればいける 何とかして飛ばなくちゃ
羽がない 飛べない そんなことない?
僕の耳に届く 不思議な声 誰かわからない
足が浮いた 体が浮いた 飛べる!
何故飛べる 勇気のかけらもない この僕が
とりあえず 空中庭園目指して飛ぼう
大きな虹が僕を迎えてくれた
誰もいないのか ただ一人 棒立ちの少女
近づけば消える また下を向く
顔を覗き込む 君は 何を教えてくれるの
自分の手で掴んだ これは僕のもの
小さな窪みに足を躓かせても 走ってみた
思っていた以上にデコボコの道
一つ 疑問に思った ここはどこ?
心がいたい 誰かに踏まれてるようだけれど
友達もいない 信じられない この世界で僕の友達って
誰だろう あの女の子とまた会えるかな?
この庭園のド真ん中 銅像が立っている
自分にそっくりで なんか涙流れてきた
本気で胸を手を当てて 爪が皮膚に食い込んで
血が流れた それを見て 目が覚めた
もうここから降りなければ 現実を見なきゃ
夢なんてもう見てられない
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