|
|
|
手を離す勇気
|
作詞 ぴんぽんぱぁーるっ |
|
決戦は金曜日なんて歌がはやってたあの日の放課後
明け方までかかったチョコを持って
夕暮れの図書館で想いを打ち明けた
あなたの前で 自分で判るほど顔が赤いのを
夕日のせいにして一緒に帰った
一緒に笑ったし ひどくケンカした
でも 手をはなすなんて考えなかった
卒業して 互いがひとりで歩き出しても
気持ちはずっと一緒だと思ってた
ふたりで一緒に季節を越えられると思ってた
わずかな心の隙間に入り込んだ病気のもとは
見る見る間にふたりに距離を作った
話し合っても通じない 「私のことわかって」なんて
気持ちをぶつければぶつけるほど
心の傷は深く 血を流していった
真夜中の電話 何時間でもコールを待った
もう戻ることがないとわかっていても
彼女でいたかった
聞こえない 心の叫びは私の精神を蝕み
糸が切れた おもちゃの人形のように
私は楽しかった思い出から抜け出せないまま
海に行こうねって約束した セーラー服のあの夏
思い出しながら交差点をわたる
人ごみの中であなたをみつけた
私と違う人と手をつないで
そのひとはとてもやわらかい微笑で
ふたりで新しい命の誕生を待っていることを知った
手を離す勇気がないまま 時は二人を変えたけど
それでも私は楽しかった思い出から抜け出せないまま
|
|
|