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人の心を持つ堕天使
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| 作詞 ㊥悪鬼㊥ |
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いつものように空を見上げる生活 平和が好きだ
喧嘩なんかしたくない 面倒なことに関わりたくない
死ぬまで平和なんて 夢だったんだ
一つも大切なもの 持てずにいる僕にそんなこと無理だね
ちょっと気になる女の子
手の届かないところにある一冊の本
初めてなのか 大切なもの
尋常じゃなく嬉しくなってきた
ただ僕は目立たず 騒がず そんな男の子
変なやつに目つけられた 喧嘩売られた
面倒だった 騒ぎたくなかった 目立ちたくなかった
ただ殴られて 傷つけられて 別に良い
誰が傷ついたって関係ない たとえ自分でも
奴のコブシはあの女の子を殴りつけた
傷ついた あの子は傷ついた 不思議と手が震える
僕の右手に自由が利かないんだ こんなの初めてで
僕の右手はあいつを殴りつけた 初めて人を傷つけた
その手は 醜い悪魔の手へと変化した
驚いた 僕だけじゃない 全ての視線を浴びて
初めてわかった 僕は悪魔 そして君が好き
目が覚めれば狭い部屋にいた 檻だった
化学実験かい？やめてくれないか
ふと あの子のことを思い出す 右手が震えだす
抜け出して 君の元へ 悪魔の手 君の頬へ
気づけば黒い羽が生えていた 綺麗に黒く染まった羽
空を飛ぶことを覚え 恋愛感情を抱く
人間としての道を外れた堕天使が 人を好いた
世界観が変わる 人を憎む 人を探す
目の前で震える君と人間の手に戻る右手
君は泣いていた 僕が堕天使だって知ったこと
震える君の手を握ろうとした右手は振り払われて
軽蔑 そして運命を感じた
背中に感じる気配と無数の銃弾
そのとき 僕は完璧な堕天使になった
羽が生え 右手は悪魔 顔は鳥獣のように
再び君の笑顔が消えた 君に流れ弾が当たる
僕と君は狙われた 僕のせいで君が巻き込まれた
全身 震える君を抱き 空へ飛び立った
"絶対に傷つけてたまるか"
醜いものの感情はおさまらない･･･
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