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くもり空
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作詞 榎 |
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投げ捨てた 届かない思い
硝子の窓を 突き破って
飛んだ破片に映らない
わたしの姿
廃屋ビルの暗い部屋
落書きだらけの壁に壊れた机
蔦の這う壁に汚れた手
くすんだ空の色
今にも見えなくなる蒼い空
迎えに来て 雨が止んだら
暗い廊下 切れた足の裏
何も無い部屋に 一人たたずんで
聞こえないはずの物音
侵入者の声
一筋の光さえ煩わしい
出て行けと叫んでも届かない
通り過ぎていく姿をじっと見つめて
くすんだわたしの色
今にも壊れそうな空の音
迎えに来て 割れた空の向こうから
雷雨さえ吹き飛ばして
囁いて 愛してる
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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