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泣く事なんか大嫌い。
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| 作詞 あおいそら |
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泣く事なんか大嫌い。
強がる事が悪い事なら弱くなる事はいい事なの？
親に見離された。
「あんたなんか要らない」
言われた言葉、浅くも深く心に刺さる。
見えない血が流れ出た。
悲しみは涙で埋めた。
平然な顔の裏にはあたしの本当の顔がある。
だけど誰も気付きやしない。
別にいい。
それをあたしは望んでいるから。
人前で泣きたくなかった。
見せたって同情するだけでしょう？
あたしは同情よりも、ただ一言。
「頑張ったね」という言葉が欲しいの。
そうすればきっと次の一歩を踏み出せるから。
だけどそれはただの望みで。
誰も気付きやしないから。
そんな言葉聞く事さえ出来ず、小さな痛みで日々を過ごすの。
喚く事も叫ぶ事も、もう忘れた。
いつからだろう諦めたのは。
「助けて」そう叫んでも。
誰も気付きやしないでしょう。
だって誰も見てくれないから。
涙は枯れたそう思い、全ての言葉に笑みで返した。
そうすれば他の感情に浸ることが無いから。
友達が見てくれた。
「溜め込まないで」その言葉に耳疑った。
貴女の顔を凝視して変に思われたかもしれないね。
だけどあたしにとって最高の言葉だったの。
喜びは消えかけていた。
あたしという存在がいなくなればどれだけいいだろうと。
いつもいつも考えていて。
だけど。
また感情が込み上げてくる。
人前で感情なんて出したくなかった。
見せたって離れていくだけでしょう？
離れていかれるくらいなら。
いつでも笑顔を見せていればいい。
そうすれば誰も気付きやしないから。
だけどそれはただの思いで。
本当は気付いてほしかった。
一人だけでもいい、毎日を小さな笑みで過ごしたかった。
泣く事も笑う事も、もうしたくなかった。
いつからだろう嫌気が差し始めたのは。
「助けて」そう叫んだら。
たった一人気付いてくれた。
それが何より嬉しくて。
泣く事なんか大嫌い。
強がる事が悪い事なら弱くなる事はいい事なの？
涙は枯れたそう思い、全ての言葉に笑みで返した。
そうすれば他の感情に浸ることが無いから。
たった一言の言葉が嬉しくて、あたしは貴女に贈りたい。
「ありがとう」ただ一言。
泣く事なんか大嫌い。
だけどやっぱり泣く事も大切なんだなって思った。
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