|
|
|
花火
|
作詞 イチゴミルク |
|
蒸し暑い夏の夜 公園で二人肩を並べては
はしゃいでいた
青色のバケツには 溢れんばかりの水に映った
欠けた月
青色・赤色・輝く虹
夜の闇に負けず
楽しそうなはずのキミの顔
煙に隠された
コンビニの袋から ひときわ細い最後の玩具を
キミが出す
火をつけず眺めては 「こう生きたい」と小さな声を
響かせた
「どうせ散るのならば華やかに」
僕は笑うけれど
「散るまでは精一杯光りたいの」
目を閉じキミは言う
二本の命に光を与えてみよう
大勢の人に見守られ 仲間とともに一瞬にして
散るものと
少数の人に見守られ 一人で時が来るまで輝き
散るものと
「どちらを望むの?」と聞かれても
僕には分からない
最後を見ている人の中に
キミがいればいいや
「どちらを望むの?」って聞かないよ
キミは迷わないから
最後を見ている人の中に
僕はいたくないや
蒸し暑い夏の夜 公園で二人肩を並べては
黙ってた
青色のバケツには 短い命を終えてった
花火達
|
|
|