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ギターの神様
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作詞 ヴィヴィアン・セブン☆ |
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今あたしのそばにいるのは
黒い髪の揺れるあなた
夜8時 ギターを持ち出して
黒いソ\ファーでゆったりと音を奏でるの
どこまでも空気をふるわせるその音に
あたしは耳を傾ける
「空を突き抜けるものは苦手なんだ」
あなたは困り笑いをうかべる あたしはそのとおりだと思う
レモンキャンディーのかけらみたいな色した月に乗っかって
あたしを見下ろしながら歌ってと
願わなかった日は一度もない
静けさがいっそう響かせて あたしの胸にもすべりこんできた
コードしか弾けない細い指が 一つ一つの音も奏でられるように
あなたしかなれないのよ ギターの神様
昨日あたしが言った言葉は
守ることのない幻
いつだって やりぬいたものがなくて
窓越しの空を見つめてひっそりと涙ながすの
いつでも先を見つめてるその瞳に
月と天使は応えてくれる
「あとで泣きたくはないんだ」
人はそれさえもいやがる あなたはひたすら突き進む
レモンキャンディーのかけらみたいな色した月に乗っかった
あなたを見上げながら歌わせてと
言ったことなんて一度もない
浸っている想いが伝わって あたしの心の方向をも変えた
歌う余裕のないピックが ゆったりと歌声とともに動くように
あなたしかできないのよ ギターの神様
「人はいつだって偽善者になれるんだ」
あたしはちがうとちゃんと言った あなたは笑顔でうなずいた
レモンキャンディーのかけらみたいな色した月に乗っかって
あたしを見下ろしながら歌ってと
願わなかった日は一度もない
軽やかななつかしさが広がって あたしの涙腺さえも緩ませた
いつかあたしも月に向かって 誇れるモノを身に付けてくるから
あなたもがんばるのよ ギターの神様
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