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ブランコ
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作詞 黒翼色 |
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ゆらりゆらりと公園の中心で揺れるブランコ
昔は隣に君がいて楽しそうに遊んでいた
もう過去に話になっちゃたね 思い出になちゃったね
もっと遊びたかったな 君と一緒にこのブランコで
ギコギコと鈍い音をたてて揺れる無人のブランコ
隣には誰も座ってはくれない 君がいないから
無人のブランコは風に揺られ鈍い音をたてて揺れるだけ
どこか悲しみの混じったような音が耳の奥で響いている
僕の心の中と一体化してきてるのかな? まるで真実を映す鏡のようだ
会いたい 会えない 君は何処にいる? 連絡先なんてわからない
戻れない 過去のようには 思い出でしかないものには
一筋の涙が頬をつたい、地面にポトリとシミをつけた
子どもの頃の記憶が頭の中のブラウン管に鮮明に映し出されている
私の隣で笑いながらブランコをこぐ同じ歳の男の子が一人
あんなに楽しかったのに あんなに幸せだったのにもかかわらず
時は二人を引き離し、時は悲しみを絶望を苦しみを風と共に運んできた
あれから君を忘れたことがない この無人のブランコのおかげ
今、何処にいるのかさえもわからない 今、笑顔で生きているかな
この測りきれないほど果てしなく大きいこの青い空の下の何処かで
一緒にこの空を見上げてくれていますか?私を思い出していますか?
君のそばにあの懐かしいブランコのある公園はありますか?
そのブランコに小さな男の子と女の子が座っていませんか?
その子たちは幸せそうに笑ってくれていますか? 泣いてはいませんか?
その笑顔と昔の笑顔を重ねてみてください そして、この空を見上げてください
私はこの空を見上げています いつも笑顔で涙を堪えながら見上げています
笑っていたらすぐそばに君がいるような気がして 見上げていたら懐かしくて
見えない君がわたしの手を握ってくれてる気がしてとてもおちつくから
寂しさを消してくれるから 私は笑顔でこの測りきれないほど大きい空の下にいる
遠くても君はこの空の下で生きている 遠くても君は何処かで笑ってくれてる
君に会う日を夢見てる いつも君を探してる いつか終わりを告げる どんな風に告げるかな?
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