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桜の木の下で逢いましょう
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作詞 HAL |
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忘れられない思い出
小学校の入学式の桜の花びらたち
手をつないで歩いた通学路
恥ずかしさなんてまだ知らない幼い私たち
毎年毎年桜の時期になると二人でお散歩して
花びら集めて桜の雨を降らす
いつからだろう・・・夜桜を見に行くようになったのは
あなたの隣にはいつも私がいた
ひとまえで手を繋げなくなったあの頃
二人で真夜中抜け出して桜を見上げる
あなたが声変わりした
無言で自転車を漕ぐその後ろにしがみついて
あなたのぬくもり感じたの
2ヶ月後 私は初潮を迎えて
お互いがどんどん大人になっていくのを感じて
恥ずかしくなって人前では他人のように振る舞って
なのに私の心は桜色に染まっていったの
二人で夜桜を見上げて まだ幼い夢を語って
ひさしぶりにあなたの手を握ったわ
放さないように握り返してくれてありがとう
「愛してる」なんて言葉 まだ私たちには似合わなくて
でも「好き」だけじゃ物足りなくて
だから「そばにいて?」とおねだりするの
あなたと私の桜の時間
思い出すとはかなくて 甘酸っぱくなる瞬間
懐かしい思い出たちは待ってはくれなくて
今はもういないあなたを桜の下で感じてみようと
あなたの自転車を漕いでみる
桜の下での初めてのキス
今思い出すとまだぎこちない・・・でも甘いキス
あの頃に戻りたいなんてもう言えない
そう感じたら涙がとめどなくあふれた
あなたとの最期のキス
今でも忘れられない小さな思い出
あなたの背中にしがみついて桜を見に行きたい
なのにあなたは旅立ってしまったから
今は一人であの桜を見に行くわ
いつかまた逢えるかな?
あなたの国にはもう桜は咲きましたか?
見上げた桜が あなたの元に連れていってくれそうで
大きく深呼吸してみる
また桜の時期がきたよ
今年も・・・桜の木の下で逢いましょう・・・
時間がかかってもいつかまた巡り逢いましょう
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