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祈りの詩
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作詞 双蝶々 |
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紫陽花の花色とりどりに咲く頃僕は一人
空を見上げて静かに目をつぶってみたりした
浮かぶ思い出は少しずつ引き出しの中に
いつかまた懐かしさと共に取り出すために
雨上がりの木の下流れ落ちる雫
見上げる太陽は精一杯僕らを照らす
きっと誰もが胸の中にも太陽を
そっと持っている
雨降りの季節を越えれば夏はもうすぐそこ
夕焼けの赤に染まった陽炎に揺らぐ景色
追えば追う程遠ざかる切なさに目を伏せ
離れれば離れる程ついてくるのも切なくて
光差し込む木の下舞い落ちる緑葉
散ってもまた咲ける強さを僕の両手に
想いは人の運命(さだめ)さえ大きく変えてく
時代を超えて…
澱んだ空気に心まで霞んで
気付けば抜け殻のような自分になっていた
もう一度顔を上げようと
閉め切ったカーテンを開いて…
しおれた花に水を涙の子ども達には笑顔を
降りそそぐ悲しみの雨に傘と長靴を
寒さに震える人には暖かい光を
未来を憂う人には小さな希望を
孤独と戦う人に仲間という温もりを
旅立つ後ろ姿には力強い励ましを
愛しいあなたには穢れなき誓いを
僕の声に祈りを この詩はあなたに
また一つ強くなるために
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