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過去の涙
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作詞 桜花 |
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夏の夜は 月明るく光り
風の音を 耳すませば聴こえ
雲の色 流れるまま映る
知らぬ間に消えゆく夢路を
夢の狭間に置き忘れたもの
手離すわけにはゆかない
冬の夜は 星耀き光り
虫の音を 聴くこともできない
風の色 息は白く消える
たとえ君とて 消えゆくも 僕は
独り夢路を追いかけようとも
失うものをおそれない
暮れる陽を 懐かしきと想い
昇る陽に 背など向けず生きる
陽なき空 星耀いている
夢のまた夢 消えゆく面影
空の狭間に忘れた想いに
固執しず前見て生きる
紅き陽に 涙流し想い
朱き陽に 夢の面影見し
赤き陽に 消した過去見いだす
記憶の片隅 置き忘れた虹色の貝
手を繋いで歩いた 煌く浜辺
打ち寄せる波に 涙落とした瞬
生命感じるよろこび 絶えることなく
永遠にふたりで 歩いてゆけば
明日の行く末 見える気がする
未来は自分でつくるもの
くじけず今は 今生きる
過ぎし日に 別れ告げ
向かう陽に 瞳を閉じず
ともる灯に 星重ね
消える火に 涙落つ
雪の上 足跡照らす 宵の光に
過去の涙を 忘れさせよう
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