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夏の春風
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作詞 スウ |
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目を覚ませば
いつものような朝
でも何かが違う
晴れ渡った朝
渇いた口を水で潤して
濡れた瞳を袖で拭く
窓を開ければ
春風が部屋に流れ
あなたと選んだ
白いカーテンを揺らす
誰かの歌声が
大気いっぱいに満ちて
私の耳に届く
聞いたことのない
幸せなラヴソング
私の心に響く
でも今は
聞きたくないから
窓を閉めて
流行の曲を流す
もう今は
思い出したくないから
心を閉じて
流行の歌を歌う
ただひたすらに
歌を歌う
あてもなく流れていた最後の春風が
空に舞い上がり
青色の中に溶けていった
歌い疲れた私の耳に届くのは
あなたのいない夏の足音
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