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STRAY CAT
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作詞 ハルハル |
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僕は捨て猫
1週間前から新米野良猫
生まれた時 いろんな笑顔が僕を見てた
確かあの瞬間は幸せだった
僕はすくすくと育った
何も心配せず ただ毎日をぬくもりの中で過ごした
でもいつからだっただろう
みんなの顔が曇り始めたのは
気付いたのはそれからちょっとしてから
家の中に大きな紙の四角い箱があちこちにあって
歩くたびにぶつかってて 何度かつめで攻撃してやったのを覚えている
やがて家の中は箱のみになっていった
1週間前のあの日
大きな箱たちはトラックに乗り
僕が入れられた小さな箱は
その場に置いていかれた
人間にはいろんな事情があるだろう
でも僕にはそんな事分からない
ただ あの日箱から見た景色
夕闇の中に消えていくトラックの影を
たぶん一緒忘れる事はないだろう
僕は捨て猫
1週間前から新米野良猫
これからは一人で生きていく
それがこの世界でのルール
孤独なんて怖くない
もう一生分泣いたから
僕が死んでも誰も気付かない
あの人間たちも存在を忘れてしまうだろう
そう思うとちょっとつらい
「忘却」
生きているうえで一番哀しいことだな
僕は捨て猫
1週間前から新米野良猫
1週間前までは確かに幸せな飼い猫だったんだ・・・
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