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シラタマ
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作詞 黒翼色 |
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ブラウン管から流れる力強いロックのような曲
見たことの無い男の人が三人映っていた
黒一色の三人の格好 そして、曲に私は心を奪われた
瞬きするのも忘れ、ブラウン管に噛り付いた
CDを借り、急いで帰宅し、何度も繰り返し聞いた
世界を皮肉ったような詞 力強い曲 それに合った歌声
私はその人たちが天才のように思えた 初めて音楽というものに
心を奪われてしまった 私は何よりもこの音がとても心に響いた
この世界に嫌気がさし、消えかけていた私を引き戻してくれた
ずっとこの人の音を聞き続けていたい もっとこの人を知りたい
私はその人をずっとブラウン管で見続けていた
その時間が至福の時だったのに・・・それは砕かれた
いきなりの脱退宣言 私は言葉を失った それはあの二人も同じだったと思う
いつまでも続けてはくれなかった 今の貴方はどんな気持ちでいるのだろうね
私は辛いよ苦しいよ あの頃と同じ この世界から消えたいと思った
もう二度と貴方のベースは聴けないのですか? あの笑顔は見れないのですか?
貴方の昔の映像を眺めながらブラウン管にむかって呟く 返事なんて返ってこない
幸せそうに笑ってる 楽しそうにベースを弾いてる 熱心に音楽について語ってる
それはもう全てが過去の映像で今の映像なんて一つも無い そう一つも・・・
今、貴方は何をしていますか? 音楽を続けてくれていますか?
もう二度と貴方の新しい曲が聴けないなんてありませんよね?
もう二度と貴方の楽しそうに笑う笑顔が見れないなんてありませんよね?
過去の映像に噛り付く私を卒業したいのにそれが出来ないでいる
貴方に会いたい 貴方に触れたい 貴方の傍にいたい 心で泣き叫ぶ
もう壊れていいですか?泣き叫んでいいですか?落ち着くまでずっと
貴方にむかって走っていいですか?貴方の背中にむかって
貴方に追いつけるよう努力してもいいですか?それまで待っててくれますか?
いつか追いついたら笑ってください とびっきりの笑顔で
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