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ラムネ
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作詞 小林響希 |
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朝も夜も 蝉の声 夏の訪れは少し耳障りで
彼らだって懸命に儚い命を歌っているのにね
朝も夜も 僕はといえば いつでも君に夢中だった
もう何もかもが僕の邪魔をしているような
気さえしてた
この想いを告げる勇気もないくせに
限界を知らずにどこまでもどこまでも
ビー玉にはじき出されたラムネのように あふれ出す僕の気持ち
君の渇いた喉を潤わすことはできるだろうか
海も空も 深い青 夏の訪れは相変わらず眩しくて
君の事を滲ませていく いつ消えるかと不安で
仕方なかった
この想いの行き場を誰か教えて
限界を超えても果てしなく果てしなく
ビー玉にはじき出されてこぼれたラムネは この僕の今のかたち
灼けたアスファルトに溶けてその色を瞬間になくす
そして
最後にぽつんと残るビー玉のように
君へと届かなかった僕の気持ち
夏の終わりを待たず君の背に
カラカラと寂しい音を立てる
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