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裏返しの白いカレンダー
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作詞 時計ウサギ |
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君の温もりが、側から感じれなくなった。
「俺も愛してるから!」
この台詞もあたしより遥かに低い君の声では
もう聞けない。
もうあたしは君の絵本から居なくなっちゃったんだって
わかったよ…。
君と付きあってた時に、カレンダーめくるのすっごい嬉しかったんだよ…。
君があたしの部屋のカレンダーの『あたしの誕生日』にデッカイ不器用に描いたハートマーク
白い紙に黒の数字が、キレイに並んでる紙切れにアンタのあたしへの愛情が、見えて嬉しかった。
けどね・・・。
もう居なくなった君の影が、このカレンダーに残ってんの
君が居ない部屋に、愛してもらってた時のアンタの愛情がまだ、この淋しい部屋に残ってんだよ…。
貴方からの愛情が、部屋に漂って思い出して涙するの疲れたから・・・
あの不器用な赤いハートマークに、蓋するね。
君の愛情にいつまでも甘えられないから…
『アンタの愛情は、ちゃんと受け止めてたからね』
そうしてあたしの部屋の白い壁紙から、君の愛情は消えてった。
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