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祖父母
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作詞 通りすがりの旅人 |
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曲がった腰を叩きながら
朝早く畑へ向かうあなた
口うるさいところもあるけど
今となっては 懐かしいよね
参観会の時はいつもあなたが
後ろから見てたのを思い出します
友達は皆お母さんなのに
年寄りと思われたくないのか
あなた厚化粧でしたね
何気ない毎日を
それなりに一生懸命
孫を可愛がり大人になるにつれ
心寂しくなる
そんなあなたがくれた物
大切に机の引き出しの中
慣れないペンで書いた手紙は
僕の泪の後が今も残ります
残り少ない余命を使って
自分のしたい事すればいいのに
夜なべしていつも疲れていて
あなたの肩は鉄のようでした
いつの間にか小さくなった祖父母
笑う顔もシワが増えていて
時々耳が聞こえないのか
僕の返事を何度も聞いてくる
そんなあなたからもらった物
当たり前の事当たり前にできない過去
いつか必ず一緒に過ごそうね
僕の帰りを待っててくれ
いつか僕も大人になり
綺麗な人と結婚してさ
可愛い子供を見せてあげるから
それまで元気に過ごしてくれ
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