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リファイン
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作詞 霧闇 |
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焦点の合わない 視線
遠近感のない 視界
現実感のない 視覚
白黒の被写体は その彩りをなくし
極彩色の鴉 その身を黒く塗った
リファインされすぎた世界
虚ろな形ははっきりと見えるけど
彩りを失った生命は霞み
白と黒の世界の住人になった
世界が、悲鳴をあげた
これでは 愛する者の色が分からないと
犇く白と黒 あすも
黒い無意味な空 昼も
輪郭だけの世界 総て
平面の太陽と 暖かくない光
君の髪の毛さえも 質感を失って
リファインされすぎた世界
もう虚ろな形のままでいいからと
叫ぶ声さえ平面で薄く響く
君の肌のぬくもりに触れていたいよ
世界が、願いを込めた
リファインされすぎた世界は彩られ、今
形なき虚ろな総てを抱きしめて
なによりも愛しく大切だったと気づく
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