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春の妖精
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作詞 赤猿れんと |
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かたいつぼみが破れる時
そこには春の妖精がいるらしい
その両手で捕まえたなら
どんな願いも叶えてくれるらしい
開きかけたつぼみ押しつぶし
狂ったように妖精を探しまわり
開いた俺の手のなか
美しい妖精と醜い希望
願いは叶った
だけど話が違うじゃないか
こんな事聞いてないぞ
どこへ消えた 春の妖精
真っ黒な煙が咲き乱れ
猛毒の雨が降り続く
この世界を戻してくれ 春の妖精
どこにいるんだ 春の妖精
足元の草花は枯れ絶えて
綺麗だった桜の花さえも
今はもう咲かない散らない
この先に実るものなどない
俺達はゆっくりと滅んでいくんだ
人々の望んでいた世界は
こんな残酷なものじゃなかっただろ
傷付いたつぼみに触れる指先
伝わってくる感情 絶望 悲しみ
誰も悪くない
だけど誰もが罪を負うんだ
そんな事聞いてないぞ
あんまりじゃないか 春の妖精
山が空が呼吸を止めた
後悔の雨が降り続く
こんな世界誰が作ったんだ?
こんな世界誰が作ったんだ?
そう言ってるお前が作ったんだ
分かってんのか?
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