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ガラス玉
作詞 猫かぶり
ふと目が覚める

一面の花畑にはガラス玉を抱えた子供が溶け込んでいて

あぐらをかいて座っている子供は
       熱心にガラス玉を磨いている

僕に気づいた子供はガラス玉と同じ
綺麗な目 無邪気な笑顔
ガラス玉をそっと僕に差し出すんだ

その子供が幼い時の自分であることに気づいた

僕はガラス玉を受け取る

パッと世界が変わる

一面の闇の中には 黒い涙を流す男が立っていて

透き通ったガラス玉を持った僕に 両手を差し出すんだ

全てを悲観して眺めるような目から流れる
黒い涙が印象的で 

それが今ここにいるはずの自分であることに気づいた

僕はガラス玉を差し出す

大切に いとおしむように 抱えたガラス玉に
黒い涙が落ちていく

あぐらをかいて座り ガラス玉を磨きはじめた僕が
さっきよりも一層悲しげで

透き通っていたのも過去のこと
今はただ黒い涙をガラス玉に刷り込んでいくだけ

ふと目が覚める

そこにはいつも見慣れた天井の模様があるだけ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル ガラス玉
公開日 2005/03/27
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コメント 最近よく見る夢です。不思議な夢ですけど、何かしら伝えたいことがあるのかな、とも思います。
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