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手紙
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| 作詞 −KANADE− |
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私が限りなく愛した光景がある
カーテンを開けると部屋いっぱいに広がる光
窓が縁取る空の青 髪をなでるやわらかな風
夢なんてない 欲望なんてない
ただ君と
ささやかでも幸せなこの日々を生きていたかった
それだけだった
寒い寒い凍てつく冬の日
白と黒の世界の中で
愛する君は泣いていた
同じように寒い一年前のあの日
君に問いかけたあの言葉
「お前は今幸せか？」
刹那(せつな) 君の顔が悲しく歪む
そんな顔させたかったわけじゃない
管(くだ)を巻いた身体
君をこの柵(しがら)みから解放してやりたかった
身体は黒い影に侵食(しんしょく)され
それはすごい速さで蝕(むしば)み続け
胸を圧迫し呼吸を苦しめる
一人残していく君を想うと
心が砕けそうだ
共に過ごした時間は
決して長くはないけれど
生涯一番
幸せだった
自分の全てを懸けて愛してた
お前が大好きだった
だから 私の愛した人が
ずっと笑顔でいられるように祈ろう
さようなら。
君が
いつまでも
いつまでも
幸せでありますように。
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