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生きて
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作詞 ApoRo |
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自信が無くなってしまった
僕は僕である、という証明を無くした
もう立ってられないくらいだ
こんなに足がブルブル震えてるなんて初めてだ
存在の意味が無いと分かった
初めて生きていても仕方ないと思った
まるで泳げない魚のようだ
今まで生きてきた僕は無かったことにしてほしい
これからどのようにして生きていけばいい?
おそらく本気で分からなくなったのだろう
ただ暗闇の中に立ち尽くしていて
手に持っていた刃物が輝いていた
やけにそれが綺麗だと感じた瞬間
そのとき聞こえた声は自分でもよく分からないが
自分の声であることは確かだった
こんなに安心する言葉は聞いたことが無い
「生きていていいんだよ」
『頑張って』なんかより 『大丈夫』なんかよりも
こんなに当たり前の言葉がすごく安心する
どうやら前より呼吸が楽になったようだった
後は潜り込むだけだ
僕という『魚』に必要だったものは
簡単なようで実は難しいような
そんな当たり前のことだったのだろう
自分らしく生きるために一生懸命息をして
「自信」と言う名の有効期限が切れるまで
深い海の中でも無理矢理息をする
泳げない魚なんて僕は知らない
僕なりの生きる方法を見つけた
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