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砂の城
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作詞 空繰技師 |
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サヨナラ一言で壊れてしまう関係を
我ながら良く持ちこたえてきたもんだなぁと
一人ぼっち壁にもたれて座り込んだ
ベランダから吹き込む桜色の風に包まれながら
君が居なくなって
全てどうでも良くなって
窓辺に咲かせた花もいつか枯れてしまったよ
思ったより誰の心も解ってなかった
それを若さのせいにして逃げる事は簡単だから
思い出の一ページにして忘れていった
楽しかったことや悲しみ 心の底に閉じ込めて
君の影失くして
初めから触れなければ
良かったんだと思い込むことに成功したら
ふと泣きそうになって
見上げた空は青くゆがんだ
気付けば頬を伝う つたない温度に胸が痛んだ
一人ぼっち壁にもたれて座り込んだ
ベランダから吹き込む桜色の風にそっと包まれた
君と海辺で積み上げたあの砂の城は
なごり雪が溶けるように波に浚われて消えていった
綺麗なものはいつか壊れてしまうと告げるように
綺麗なものはいつか思い出になってしまうと
告げるように
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