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あなたへ
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作詞 まりな |
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美しく舞う桜と共に
あの日門をくぐったあなたがいました
私にはその花は 流れちる涙に見えました
自分という生き物に負けそうなとき
あなたが勝利への道をつくってくれました
自分と言う生き物がイヤになったとき
あなたは自分を見つめなおすキッカケを
私に捧げてくれました
あなたがいなくなり あなたが去ったあの学校
初めてあなたの本当の大切さを知りました
所詮みんな卑怯者・・・
教師という生き物に あいそをつかした私がいて
そこへあなたがあらわれました
決して嘘はつかない眼
決して自分を偽らない
そんなあなたを見て 私は
少しずつ教師という生き物を
良い視点で見るようになれました
過去のキズを引きずっていたとき
過去の自分と敵に負けそうになったとき
あなたが私に自信をくれました
どうせ人事・・・子供の言うことだ・・・
そう態度にあらわして流した教師は
今まで何人といたでしょう
真剣な子供ではなく
ひとりの人間の心の内を見つめたのは
あなただけではなかったでしょうか
あなたがいなくなり
あなたが去ったあの学校
初めてあなたの本当の大切さを知りました
今まで狭く見えたあのプールサイドが
今ではとても広く見え
どこか何かが足りません
そこに必要なのはあなただと
大粒のしずく流して気づきました
もっと早く気がつけば きっとあなたを大切に
もっと早く気がつけば きっと自分を大切に
私にはできました そうすることが・・・
人という生き物は
本当に大切なものを 本当に失ったときに
初めてそのいとおしさが分かるんです
だから余計に辛く悔しくて・・・
けれどももう後ろを見ない
これからは前だけを向き歩きます
ときどき振り向きそうになったら
あなたの言葉を思い出します
だから大丈夫です
「別れは人を強くする・・・」
本当に強くなれたか 今はまだ分からないけれど
いつか胸を張り
「強くなれた」と言える日まで
私は歩き続けます
あなたという教師がいたから
あなたという人間がいたから・・・
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