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僕とあいつの物語
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作詞 みい |
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あの日から孤独を望むようになった僕は
誰かを信じることにも煩わしくなった
裏切られるなら何も得なくてもいいさ
僕がいるだけで空気は壊れてしまうんだ
そんな僕に微笑えんだ奴があいつだった
ボロボロな身体を抱えながらも僕を撫でた
振り解いても傍にいるあいつは僕に言った
「寂しくないの?」
それが僕等の初めての出会いだった
あの日から僕はあいつと一緒にいた
沈黙とか何度も続いて重々しい空気もあった
だけどあいつは僕を親友と呼ぶようになった
僕はそんなあいつが嫌だった
そんな僕に気付いて君はこう口にした
「君が親友なんて思ってなくてもいいさ。
僕にだって君と同じ思いしたから分かるよ。」
なんで微笑みながら言えるんだい?
信じてみようかな、あいつのこと
三度目の春が来ようとしてる
でも僕等は違う道を歩むようになってしまった
正直離れたくなかっただけど
あいつが教えてくれた事を裏切りたくなかった
なあ僕もう限界なんだ
目から止め処なく出てくるこれは…
もしかして僕は泣いているのか?
僕は悲しくて辛くて泣いているのか?
あの時あいつも涙を流していたよ
僕たちはもう一緒にいることはないかもしれない
だけどこの心に刻まれた傷は
今までの馬鹿馬鹿しい傷なんかじゃない
それは一生残る暖かくて優しい傷
僕とあいつだけの特別な傷
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