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雪解け水
作詞 bianco
白い街がやがて桜色に染まっていく
穏やかな陽射しに思わず目を細めた

鳥が暖かい所目指して旅に出るように
どこかを目指し探し続けていた

だけど見つからなくて 抱えてきたものも置いてけなくて
いつのまにか見栄と意地だけが私を支配していた

流れ着いてやっと気付いたこと
漂いながらも掴もうとしたもの
やがて時間が経ち 誇りに変わった

凍りついた心が溶け出して
春が訪れたのを全身で感じていた
あとどの位経てばこの雪は消えるのだろう


桜色の街並みに胸が高鳴る
終わりと共に始まりを知らせる風が吹いて
これから始まってく見えない明日に少しだけ期待している

楽しむことさえ忘れていたあの頃の私
楽しまなきゃ後悔する
楽しくなきゃ意味がない

やっと見つけ出したのはいつかみたいな私
知らないが故の強さや明日への期待感
今でもこの心に持ち続けていたのに

凍えた手に添えてくれた手のひら
温もりがとても優しくて
言葉にならない思いが伝わったよ


「大丈夫、もう冬は終わった」


決められたペースにはまっていた
思うようには生きられなかった
もどかしさにもがいてみては 余計に絡まったり


だけどやがて優しい光が私を包んだ

あなたはまるで春の陽射しの様だった

まだ残っている雪がいつか雪解け水になります様に…

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歌詞タイトル 雪解け水
公開日 2005/03/03
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コメント 晴れた日に残る雪を見てこの題を思いつきました。暖かい詞になっていると思います。冬から春への移り変わりという感じです。
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