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雪解け水
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作詞 bianco |
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白い街がやがて桜色に染まっていく
穏やかな陽射しに思わず目を細めた
鳥が暖かい所目指して旅に出るように
どこかを目指し探し続けていた
だけど見つからなくて 抱えてきたものも置いてけなくて
いつのまにか見栄と意地だけが私を支配していた
流れ着いてやっと気付いたこと
漂いながらも掴もうとしたもの
やがて時間が経ち 誇りに変わった
凍りついた心が溶け出して
春が訪れたのを全身で感じていた
あとどの位経てばこの雪は消えるのだろう
桜色の街並みに胸が高鳴る
終わりと共に始まりを知らせる風が吹いて
これから始まってく見えない明日に少しだけ期待している
楽しむことさえ忘れていたあの頃の私
楽しまなきゃ後悔する
楽しくなきゃ意味がない
やっと見つけ出したのはいつかみたいな私
知らないが故の強さや明日への期待感
今でもこの心に持ち続けていたのに
凍えた手に添えてくれた手のひら
温もりがとても優しくて
言葉にならない思いが伝わったよ
「大丈夫、もう冬は終わった」
決められたペースにはまっていた
思うようには生きられなかった
もどかしさにもがいてみては 余計に絡まったり
だけどやがて優しい光が私を包んだ
あなたはまるで春の陽射しの様だった
まだ残っている雪がいつか雪解け水になります様に…
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