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夕刻の路(ゆうこくのみち)
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作詞 土生洋一郎 |
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1涙で滲む夏の終わりを
確かめようと蝉も泣き止む
疲れた顔を鏡に映し
ついてないなと溜息落とす
思い出はあまりにも苦しすぎて
ぼんやり空を見上げることも出来ず
果てしない空の向こうは見えず
勇気はほとんど残ってなくて
黒ずんだ雲と悲しい夕焼け
あぁ まだ飛び込めずにいた
暑すぎた小麦色の夏は心に足跡を刻んで・・・
2足音響く夕刻の路
丸めた肩は影を落とす
夏の匂いを消し去りたいと
無理な笑顔を遠くに投げる
希望は時に寂しさを生み
夕暮れの音とやけに調和する
ゆっくり流れる時間を泳ぎ
抵抗せずに身を任せて
駆け抜けた夏の遠ざかる足音
あぁ もう聞こえなくなった
過ぎ去った繋ぎ合わせの夏は記憶だけを残して・・
諦めてみたけど 挫けてみたけど
あぁ でもまだ この路を歩いている
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