|
|
|
のど
|
作詞 ザクロ月 |
|
嗄れた声しかでない
何度も叫んだ名は
それでもやはり
返事を返さず
海辺に沈ませた歌も
高き山の上の雲に溶けた
別れを選択すべきなのかも解らず
ただただ
その手を離す事は出来ずに
声なんかいらないんだ
君が望むならいくらでも喉を嗄らすよ
手を伸ばした先に
届くものがあるならいくらでも
返らない
戻らない
昔歌った歌も
どこかに置いて来た
足跡さえ消えた砂漠で
声さえ嗄らして
涙を飲んで生きるには
水が足りない
今はもう
消えた声だけが
君がいた一つの証拠
もう叫べない
もう叫ぶこともない
さようなら
|
|
|
本作品の著作権は作詞者に帰属します。
|
|
|
|