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妖怪七変化
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作詞 刻月 蒼夜 |
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君が僕のことを騙し続けて 早数百年の時を経た
君は何も興味ないと言うけれど 僕が知る限りでは八つある
騙されて 流されて 奈落の底へ
堕ちてゆく 君の身は 妖怪七変化
僕が見てた君の姿は もうボロボロに廃れていた
この先に見える花園と河川へ 向かう道の小屋は血塗られてた
騙されて 張り詰めた この痛むとこ
なあ君の その胸は 苦しくないのかい?
いつ何処へ何がどうやって 君をそこまで変えたのか
君の姿はいつも違って
悲しみと 苦しみと 怒りという名の異空間
楽しみと 喜びが 交じり合う黄泉の果て
哀れみと 暗闇の 雲に隠されたこの世界
君の その姿は 妖怪七変化
人の灯す存在という炎 いつもどおり煌いていたはず
君が消した支えという輝き 根元を折ってすかさず踏みにじる
燃え盛り 火花散る 閃光を放ちて
そして消ゆ 松明を この世から放り出す
汚れ腐ったこの世界が 君をそこまで追い詰めた
君の心はいつも同じなのに
奪い合い 殴り合い 地に背を向けて
撒き散らし 降り掛かる 血飛沫飲み込んで
いつもいつでも君には 心強い味方がいる
七つの他人と一人の自分
燃え盛り 火花散らし 閃光を放ちて
そして消ゆ 人間を この世から放り出す
騙されて 流されて 奈落の底へ
堕ちてゆく 君の身は 妖怪七変化
騙し合い 奪い合え 地に伏せたまま
殴り合い 殺し合え その手を血に染めて
僕等の単純で難解なこの日々にある
新たな変化をつけるための望みを乗せて
君という名の変貌を求めて歩き出した
迷走するこの世界の真っ只中で
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