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君の中に、僕がいた。
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作詞 魔術師 |
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小さくなりたかった。
誰の目にも見えなくなれる程に
小さく、小さくなりたかった。
自分を守ることしか出来ないのに
どうしても君を守りたかった
震える声と身体
見なかった事にされるのは
あまりにも怖くて 恐ろしくて
伸ばした手
振り払われてしまうのは
あまりにも悲しくて 苦しくて
周りについていけていない自分
何もかもを知りたくて
頂点を目指したギリギリの自分
苦しみに塗れた、あの日あの時の僕が
君の中に、存在していた。
―――――おいで。
たすけてあげよう。
ぼくがそばにいてあげる。
ぼくがきみをあいしてあげる。
差し出した手が取られる事は無かった
でも、僕は確かに掴んだんだ
この手で
この腕で
確かな暖かさを抱き締めたんだ。
君の中に、僕がいた。
救いを求められたことはない、けれど
僕は絶えず君に手を差し出した
いつかこの手をとって
僕と共に駆け出してくれることを夢見て
僕は絶えず君に手を伸ばし続けている。
―――大丈夫。
傍ニイルヨ・・・―――
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