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December
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作詞 尚 |
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12月の初めだった とても寒い朝で
薄っすら雪さえ積もっていて 冬の始まりを感じた
そんな寒さ知ってる僕と 知らない君がここにいて
白く凍る息が面白いと 二人で笑ってはしゃいだ
コート着てマフラー巻いて 帽子まで被ったから
あんまり顔が見えないけど 確かな温もりは
ちゃんと伝わるよ
寒い朝だから手を繋いで ゆっくり踏み締める雪道
儚い季節だから たくさん思い出作ろうって
約束したね
すっかり変わってしまった いつもの見慣れた景色
窓から眺める君の横顔 なんだか寂しそうで
少し考えて理由聞くと 「知らない所みたいで寂しい」
君は振り向かないで答えた
二人言葉を無くした
外に出るとまるで子供で 雪玉後ろから投げた
見事に僕の背中に当たり 声上げて笑う君に
僕も呆れた
一面の白に紛れそうな 小さな君を目で追った
早くこっちって手招きされて 君の元へ駆けてく
僕は笑顔で
思ってたよりも 時は早く過ぎて
春の足音 もうだいぶ近くに
寒い朝だけど日の光は 暖かく優しく差し込む
晴れ渡る空を見上げて 深呼吸したら歩き出す
手を繋いで
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