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『あの日の風』
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作詞 悠 |
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震える空気に包まれて『さよなら』を口ずさんで
今はもう遠い『あの日々』に届かなくて…
この広い街の真ん中で一人きりたたずんで
『戻れない日々』に囲まれて瞳閉じる
吹き荒れる風の向こう側で微笑む君を見ていた
心の隙間を吹き抜ける風が今は痛くて…
少し前に見た夢の中の二人と無邪気に戯れる風は
優しく頬を撫でてくれるから温かさが嬉しくて
遠い日々の想い出を繰り返し呟いていた
誰に届くわけもなく
ひたすら涙と一緒に流してた
震える空気に包まれて『さよなら』を口ずさんで
今は届かない『あの日々』が今は愛しくて
吹き荒れる風に君の香りかき消されてしまうから
揺れる景色の中声が無くなるまで叫び続けた
大切にしてた言葉達を全て風に乗せたから
『いつの日か君の心へと届きますように…』
いくつかの季節を過ごしてきたけど
頼りなく揺れる不安が君を
存在した『あの日々』の影と
重ねて揺れる想いは陽炎
最後の詩を聞かせてくれた君の声が
今でもこの胸に残って…
吹き荒れる風に背を向ける
君の詩思い出して
そっと口ずさむ…『ありがとう』
君に伝えたかった
震える空気に包まれて『さよなら』を口ずさんで
君がくれた詩 新しい風に乗せてゆくよ…
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